ボストンテリア

皆さん、特にボステリ飼い以外の方は
『ボストンテリア』と聞いて、どんなイメージを持たれているのでしょう？

　　　　　　　こちら、我が家のボステリ～てんでございます。


最近は大人しめのワンコが好まれるとあって
繁殖家の間では気の荒い個体は淘汰される傾向にあるようですが
基本ボステリはハイパーです。

そしてそのハイパー犬が複数集まると、そこは無法地帯と化します。



以前、某ドッグランでオフ会が執り行われた際も
ボステリ軍団がドッグランに突入した途端、
前もって遊んでいらした他犬種の方々が無言のまま立ち去った・・・
と言う前科まで有るほどです。

勿論、前述の通り　個体差はあります。
中には「コイツは白黒パグか？！」と見まごう程　
ボ～っとした子も居らっしゃるのですよ。



それでも、その昔まだボストンブルテリアと呼ばれていた時代、
彼等は闘犬として位置付けられておりました。
なので、今でもその血が脈々と受け継がれています。

そりゃあハイパーにもなるっつーの。

闘犬？　あぁ、道理で！　と納得された方も多々おいででしょう。

まるで、思春期のボーイズが群れるといきなり気が強くなるが如く。

又は、気弱なチンピラが集団になると突然巻き舌に変貌するが如く。



でもね、その顔の下には、、、

実は物凄く神経質で人の顔色を見る　という一面も隠されているのです。
これは一緒に暮らすなり、何度か親しく付き合うなりして初めて
知るに至る本質なのかも知れません。



悲しいかな、本当はとてもビビりでヘタレ。
飼い主の顔色を常に覗い、ちょっとでも不穏な空気を読み取ると
それはもう可哀相なくらい委縮しまくっています。





言ってみれば　１Ｈｏｍｅ　１Ｄｏｇ　な犬種なんですよね。

そんなハイパー＆ヤンキーでヘタレなボステリですが
年齢を重ねれば　それなりに落ち着いて参ります。

ご多分に漏れず、
ガン飛ばしまくり、
メンチ切りまくり、
喧嘩上等道を肩で風切って歩いていた我が家のてんも
今ではスッカリ（？）落ち着きました。



ただし、３ワンズ（てん、フレブル～どっと、パグ～ころん）だけで車や店先で待たせると
通りすがりのニンゲンやワンコに対し、てんが物凄い勢いで吠えたてます。

これは　『群れを守らなければ！』との親分気質が成せる技なのですが、
元々大人しいワンコの飼い主さんがご覧になったら
「あらまっ！　なんてガサガサした犬なのかしら？！」と思われるかも・・・。
まぁ、そこは大目に見てやって下さい。
元闘犬なのですから。


現在、群れ（我が家の３ワンズ）の親分はてん。
気配りが出来て、なお且つ力強い、とても頼りになるリーダーです。
けれど、影の黒幕はころん姐さん。
優しくて、空気を読み過ぎるほど読むので
ポヨヨンとマイペースなころんを立てた結果、
姐さんったら頭に乗って、黒幕（女帝）にまでのし上がりました。



舎弟どっとも、てんに習って姐さんには逆らいません。




そんなてんも今年９月には４歳になります。
てんを連れてるだけで汗だくになったり、
他のワンコとすれ違う度にリードをぎゅーーーっと握りしめたり
何方かが撫でて下さる時に、甘える振りして噛みやしないかとヒヤヒヤしたあの頃が
妙に懐かしく感じる今日この頃です。



あぁ・・・まだコイツが居た！！